こんにちはウェルテック編集部です。
今回はWebマーケティングって何?という話になります。
Webマーケティングと一言で言ってもだいぶ意味が広いので、
実際なんなのかよくわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、結論を先に。
Webマーケティングとは、Webを使って顧客ニーズを捉え、売れる仕組みを作ること。
そのために、SEOやSNSなどといった様々な手法がある。ということになります。
では、詳細を述べていきます。
まず、マーケティングとは
「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」
また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
ということになります。
これになぞらえ、Webマーケティングでは、
「Webを使って顧客ニーズを捉え、売れる仕組みを作ること」
というように要約できます。
マーケティングもWebマーケティングも、その手法というのは、
商品やサービス、戦略などによりいろいろなパターンがありますよね。
それがわかりづらい一因ではあるかと思いますが、
端的にいうと「(Webで)売るための仕組み作り」ということになります。
Webの3つの特徴
1.コストが安い
これはWeb全般に言えることですが、コストが安いです。
一般の広告の場合、例えば渋谷スクランブルの広告、ゴールデンタイムのテレビ広告などは、
数千万円の規模の費用がかかりますが、
Webの場合、無料でアカウントを作成し、1,000円から広告を配信する、
ということも可能です。
ちなみに、webの最大の特性は限界費用がかからない点にあります。
つまり、2個目以降を作る(複製する)費用が限りなく安いのでその分利益が上がりやすいのです。
2.広告の配信先を特定できる
広告を打つときには具体的に誰に向けての広告か(ペルソナ設定)というものが求められます。
一般の広告の場合は、誰がどれくらい見るか、という具合的な数字は出ませんが、
Webの場合は広告を配信するユーザーを具体的に設定し、表示させることが可能です。
3.効果がわかりやすい
上記のターゲットユーザーが広告を見たのか、表示されたのか、購入したのか、
という効果が具体的数字で反映されます。そのため、テスト、効果測定、修正が容易にできます。
どんな手法があるか代表的なもの8つ
⑴SEO
SEOはSearch Engine Optimization の略で、検索エンジン最適化のことを言います。
自分のウェブサイトが、検索エンジン(Google検索、Yahoo検索など)の上位に表示させるように
サイト内の施策をすることです。
2020年現在、Google検索をする人の割合 Yahoo検索をする人の割合
検索エンジンのアルゴリズムが変更されることもある
⑵SNS広告
Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、LINE、TikTokなどのソーシャルメディア内で広告を打つこと。
また、企業公式SNSの運用。
SNSは、各サービスごとに特性がありますので、それを理解してから取り組むことが求められます。
広告を配信したいものとサービスの特徴がマッチしていないと効果が薄れてしまうからです。
また、これから広告の主体に「動画」が欠かせないコンテンツとなっていることからも、
動画広告の制作、配信方法、配信媒体などの検討も考慮した方がいいかもしれません。
各SNSの特徴や運用についてはこちらをご参照ください
企業SNSの運用はどうすべき?各SNSの特徴をざっくりまとめ
こんにちは、ウェルテック編集部です。 今回は、企業はSNSの運用をどのようにすべきか、 という点についてざっくりまとめていきます。 Facebook、Twitter、Instagram、LINE、Ti ...
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⑶リスティング広告
検索エンジンに合わせた広告のことです。
Googleなどで、〇〇と検索したら、〇〇というキーワードに関連した広告がズラッと表示されるものです。
代表例:Google AdWords
⑷アドネットワーク
複数の広告媒体(Webサイト、SNS、ブログなど)を集めて広告ネットワークを作り、それら媒体にまとめて広告を配信する仕組みのことを言います。
例えば、通常だと媒体ごとに広告を出稿する必要があるものを、「Aという広告ネットワーク」を作りそれに対し広告を配信することで、
一度に複数の媒体に広告を出せることが可能になる、そういった仕組みのことです。
代表例:Google AdSense
⑸アフィリエイト
成果報酬型の広告のことを言います。Webサイトを訪れたときに表示される広告、
これをクリックし商品を購入、資料請求などをすると、
その広告が掲載されているwebサイトに報酬が支払われる、というものです。
⑹オフライン
意外にオフラインのWebマーケティングというものもあります。
例えば、人通りの多い街角の広告にQRコードが掲載されているもの、
バス停に〇〇と検索してください、という広告。
これもWebマーケティングの施策の一つになります。
これが通用するようになった要因に、「スマホの普及」が挙げられます。
ユーザーはその場でネットにアクセスし、サイトを訪れるからです。
⑺メールマーケティング
これは、Webマーケティングの中でも基本的と言いますか、典型的なパターンです。
ターゲットユーザーにURL付きのメールを送信する、というもの。
Webの特徴からも言えますが、何人にメールを送ってもコストはそれほどかかりません。
そのため、多くのリストの中からわずか0.数パーセントでも成約すれば元を取れる。という考え方です。
⑻リターゲティング広告
これは、サイトや商品に興味があるであろうユーザーに対してピンポイントに行う広告です。
ブラウザのクッキー機能を使い、例えばサイトAに訪れたことがあるユーザー全てに向けて広告する、
購入ページまで行ったが購入しなかった人に向けて広告する、すでに購入した人に対して広告する、など、
ターゲットユーザーをセグメント化、リスト化することで効率のいい広告を配信することを言います。
Webマーケティングの今後
上記の手法は一例であり、Webマーケティングはからなずしもこうでなければいけない、というものでははありません。
Webは通信環境やデバイスの進化、新規プラットフォーマーの台頭などにより変化していきますので、
Webマーケティング自体も変化していくことになるからです。
今後は、デジタルトランスフォーメーション、つまり、
「デジタル技術の浸透が人々の生活をより良い方向へ変革させる」といった概念がさらに深まります。
それは、オンラインとオフラインの境界線がなくなっていくことを意味しています。
Webの世界に大きく影響を与えたものの一つにスマホの進化があります。
ユーザーがいつでもどこでもネットにつなぐことができる、
このことで企業の戦略は大きく変化しました。
今では、例えばポケモンGOのイベントがあるからユーザーがそのイベント場所に集まる、
LINEのクーポンが使えるからこの店で買うようになった、
今入れる評判が良さそうな店を調べてそこに行く、
など、ユーザーの行動に大きく影響を与えています。
今後さらに注目されるものの一つにVRがあります。
例えばVRのプラットフォームを大多数が使うようになれば、
日用品の買い物からエンタメの消費まで、購買もVR上で行うということになります。
(すでになっている部分もあるかもしれませんが)
そうすると、自ずとWebマーケティングの考え方やその手法もそれに対応した形で進化しなければなりません。
つまり、Webマーケティングを行うためには、常に新しいものを理解し、対応していく能力が求められるのです。
参考記事:
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