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【要約】新規事業に役立つフレームワーク「ビジネスモデルキャンバス」とは

こんにちは、ウェルテック編集部です。

今回は、企業で新たに事業を立ち上げる時や、

自分で考えたビジネスアイデアをプランニングする際に役立つフレームワーク、

ビジネスモデルキャンバスを紹介します。

 

新事業のアイデアが浮かんだ時に、まずは何をするべきでしょう。

そのビジネスの価値は?

今使える経営資源は?

実現するために補うものは?

などなど、事業はあらゆる視点で考え、実行していく必要があります。

 

しかし、多くのことを考えなければならないので、

「あと、どんなことを検討していたらいいのだろう・・」

と、考えが整理できないこともありますよね。

そんな時、このフレームワーク、「ビジネスモデルキャンバス」を使えば、

ビジネスプランの要点を視覚化できるので、思考を客観的にまとめていくことができます。

 

結論。使うのはこのペーパー1枚

こちらが実際のビジネスモデルキャンバスです。

こちらに自分が考えたビジネスプランについて、実際に記入してみましょう。

各項目の説明は以下になります。

 

顧客セグメント Customer Segments

誰のために価値を創造するのか、最も重要な顧客は誰なのか
マス市場・ニッチ市場・マルチサイドプラットフォーム・細分化・多角化・・・

どの市場の誰に向けてサービスやモノを提供するか、という部分です。

 

価値提案  Value Proposition

顧客にどんな価値を提供するのか、顧客セグメントに対してどんな製品とサービスを提供するのか
新規性・パフォーマンス・カスタマイゼーション・仕事・ブランド・価格・コスト削減・リスク低減・アクセス・快適さ

誰に「何を」提供するか、「何を」の部分です。

 

チャネル Channels

どのチャネルを通じて、顧客セグメントにリーチしたいか
直接:営業部隊・web販売
間接:自社ショップ・外部パートナーシップ・卸売業者

顧客との接点はどこか、という部分です。

 

顧客との関係 Customer Relationship

顧客がどんな関係を構築、維持して欲しいと期待しているのか
パーソナルアシスタンス・専任のアシスタンス・セルフサービス・コミュニティ・共創

顧客とどういう関係性が作られるか。サブスクなのか、ロイヤリティなのかなど、契約形態がこの部分です。

 

収益の流れ Revenue Streams

顧客はどんな価値にお金を払おうとするのか
販売代金・使用料・レンタルリース・仲介手数料・広告料

支払いをする具体的対象についてです。モノなら販売代金。音楽ストリーミングならダウンロード課金ですね。

 

リソース Key Resources

価値を提案するのに必要なリソースは何か
物的リソース・人的リソース・知的資産・資金リソース

使える経営資源です。エンジニアならITスキル、企業のプロジェクトなら参加する各人員。既存技術や余剰資金など。

 

主要活動 Key Activities

価値を提供するのに必要な活動は何か
製造・サービス・問題解決・プラットフォーム・ネットワーク

メーカーは製造ですね。ITサービスの場合、サービス開発や、研究開発、webマーケティングなどです。

 

パートナー Key Partners

主要なパートナーは誰か、サプライヤーは
最適化と規模の経済・リスクの低減・リソース・活動の獲得

自社ですべてを補えない場合、得意分野がある外部のパートナーに依頼します。

 

コスト構造 Cost Structure

ビジネスモデルにおいて特有の最も重要なコストは何か
コスト主導・価値主導・固定コスト・変動コスト・規模の経済・多角化の経済

ITサービスなら、固定費としてのサーバ 代や人件費は必須ですね。

 

 

おわりに

いかがでしょう、こちら記入してみると、様々な気づきがあると思います。

重要なのは、これらの項目がそれぞれ相関関係にある、という点です。

例えば、「リソースを元に主要活動がある」「収益からコストが支払われる」といったように、

それぞれの項目を記入した後、他の項目と比較しながら検討することでより実現可能性が高まるのです。

 

ビジネスを考える上でのフレームワークはまだまだありますが、

このビジネスモデルキャンバスの特徴は、

そうした相関関係を網羅し俯瞰することで、素早く検討、素早く実行できる、という点にあります。

特にスモールスタート、リーンスタートアップを得意とするような、

ITベンチャー、小規模事業体に向いているといえます。

 

このペーパーを利用して、同僚との共有や他社の分析に活用していただければと思います。

さらに具体的に知りたい方は、今回の内容が書かれたこちらの書籍がオススメです。

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そうは言ってもいいアイデアが浮かばない・・という時にはこちらの本がおすすめです

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