こんにちは、ウェルテック編集部です。
今回は、ITとはそもそも何か、という点について述べていきたいと思います。
IT を理解するためには、言うまでもなく、I(Information) とT( Technology) の理解が不可欠です。
インフォメーションは、いわゆる情報なわけですが、
テクノロジーとは何か、と言われたとき、詳細を説明できるという方は少ないのではないでしょうか。
科学?プログラミング?最新技術・・?
ざっくりとはわかるかもしれませんが、意外とわかりずらいテクノロジーについて。
このあたりを深掘りしていきたいと思います。
テクノロジーの基本概念
クラウドコンピューティングやデバイスの多様化、通信環境の整備などから、企業の IT 環境は刻々と変化しています。
そして、それらに伴いビジネスのあり方も変化していることはいうまでもありません。
ビジネスとテクノロジーの距離が近くなったことで、既存・新規問わず、 ビジネスにおいてテクノロジーの選択肢を考慮しなければならなくなっています。
テクノロジーの基本概念は"理想を追求する"ということです。
(理想に向かって突き進む、という意味で、テクノロジーはしばしばブルドーザーに例えられます。)
その理想を追求するため「何を、どういうものと捉え、どう処理するか」 という方法論であり仕組みのことをいうのです。
言い換えると、 「テクノロジーは理想を追求するための仕組みの作り方」と言えます。
そこからさらに他の要素が加わることで具現化された「システム」は、あるテクノロジーの具体的な仕組み、ということになります。
このテクノロジーは、どこにどうやって導入するかによって既存のビジネスに大きな変化をもたらします。
例えば、Facebook、Uber、Airbnb、Alibaba のような新興企業は、在庫やコンテンツを持たずして、世界の商流を変化させ新たな顧客体験を創造した代表的な企業であると言えます。
テクノロジーの構成
テクノロジーの構成的定義として、「装置」「手順」「ノウハウ」からなること、 そしてこれらの要素を用いて具現化されたシステムをどう活用するか、という点も記す必要があります。
まず、装置という要素は、これは登場する物理的な財、狭義の装置、スタッフなどのいわば手を動かす人とモノ。
次の、手順は、結果を生み出すための操作の順序であり、さらにこれらがマニュアル化され統一されたもの。
そして、ノウハウは、前述の資源をどのように活用するか、という知恵の部分であると言えます。
これらを用い、具体像であるシステムとして、⻘写真に向かい進んで行くことこそがテクノロジーの本質なのです。
それではテクノロジーが"理想"を実現するため、
とりわけビジネスとして紐づけていくためには、どのような活動が必要でしょうか。
それには、プロセスについて考える必要があります。
理想に向かうための活動としてのプロセスとは、「入力⇨処理⇨出力」の形態をとります。
この形態は一方向だけではなく、ケースによっては相互そして多段階に流れるものです。
マネジメントの視点から見ると、理想を追求するための活動は多種多様に分岐するため、
異なる活動と同種の活動を多段のプロセスとして確認しなければなりません。
同時に、コストといった観点も加えられます。
理想追求のため、どのプロセスがコスト(費用)となりそしてプロフィット(利益)となるか、俯瞰して捉えることが求められます。
これらを追求することは、オペレーションズマネジメントとなります。
オペレーション戦略の立案評価、プロセス設計改良、バリューチェーンの設計、バリューチェーンの実施、 サービス・製品の出力、
というサイクルを回すのです。
ただし、この辺りのニュアンスが難しいのですが、これらに着目しすぎると本末転倒となってしまいます。
あくまで、テクノロジ ーおよびシステムが達成すべきは理想まで進むことであり、プロジェクトを成功させることなのです。
そのために、プロジェクトにおける権限移譲や配下といった役割分担、スケジュール管理、予算規模の確認と適正コストの算出確認。
加えて、あらゆる活動の鍵となるのは、表現力。伝える力が試されます。
文章作成・プレゼンを、相手の立場を考慮し行っていくことが求められます。
すべてがインターネットにつながる世界
少し、概念的な話となりましたが、テクノロジーとビジネスは同化しつつあります。
すべてのモノがインターネットにつながることで、最新の技術や動向は刻々と変化します。
その中でも普遍的である本質の理解はさらなるステップアップのために必要なのではないでしょうか。
というわけで今回は以上になります。