こんにちは、ウェルテック編集部です。
今回は、データはどのように保存するか、その方法についてご紹介します。
先日、Googleからこのような発表がありました。
「アカウントのストレージに関するGoogl
e重要なポリシーの変更」
2年不使用でドライブ内のデータを削除することがある、というものです。
新ポリシーの施行は2021年6月1日からとのことですが、
今後定期的にログインしないと、大切なデータがうっかり削除された・・
なんてことになりかねません。
デジタルを使って生きていくかぎり、これからどんどんデータは増え続けます。
しかも、リモートワークや自宅での作業データは重要なものばかり。
尚且つスマホには削除できない思い出の写真であふれている。。
動画を中心とした大容量のものから、
個人のメールや写真など一つ一つが小さめのものまで多岐にわたるデータ。
データの最適な保存方法にはどのようなものがあるでしょうか。
この結論、
複数の方法を組み合わせて定期的に確認する。
ということに尽きます。
データ保存は大きく、「オンラインストレージ」と「物理的なメディア」に分かれます。
これらの方法を組み合わせることでデータ破損や消失などのリスクを防ぐことができます。
では詳細をみていきます。(今回は、各項目の大枠でのご紹介になります)
1.オンラインストレージ
オンラインストレージとは上記に述べたGoogleドライブのような
クラウド上でデータの保管や共有ができるサービスです。
物理的な保存メディアと比べて、共有が容易であったり、
オンラインですべて解決したりと便利ではありますが、
上記のGoogleドライブの件のように、
サービスによっては一定期間ログインがないとデータが削除されたり、
使用する容量によって料金が異なったりとバラつきがあるので、
使用シーンによって選んでいく必要があります。
Googleドライブ
文書作成のGoogleドキュメント、表計算のスプレッドシート、など多くのソフトも無料で使え、共有もできるのが大きな特徴です。
コストの安さからビジネスにおいて導入しやすい点も。
個人向け
・15GBまで無料
・100GB追加で月額250円
ビジネス向け
プラン | 1ユーザー月額 | 容量 |
G SUITE BASIC | 600円 | 30GB |
G SUITE Business | 1200円 | 無制限 |
G SUITE Enterprise | 3000円 | 無制限 |
OneDrive
Windowsが提供するサービスで、Windowsを使っている人であれば互換性があり使いやすいと思います。
個人向け
プラン | 1ユーザー月額 | 容量 |
One Drive | 無料 | 5GB |
One Drive 50GB | 249円 | 50GB |
office365 solo | 12744円 | 1TB |
ビジネス向け
プラン | 1ユーザー月額 | 容量 |
One Drive for business プラン1 | 6480円 | 1TB |
One Drive for business プラン2 | 13080円 | 無制限 |
office365 business premium | 16320円 | 15GB |
icloud drive
Macが提供するサービス。iphoneを使っている人やMacを使っている人は標準搭載されています。
こちらはビジネスというより主に個人に向いています。
個人向け
プラン | 1ユーザー月額 | 容量 |
無料プラン | 無料 | 5GB |
50GBプラン | 130円 | 50GB |
200GBプラン | 400円 | 200GB |
2TBプラン | 1300円 | 2TB |
Dropbox
オンラインストレージの先駆け的な存在、操作性や同期のスピードなどが特徴で、
近年はビジネス向けに力を入れています。
個人向け
プラン | 1ユーザー月額 | 容量 |
プロフェッショナル | 2400円 | 3TB |
ビジネス向け
プラン | 1ユーザー月額 | 容量 |
スタンダード | 1500円 | 5TB |
アドバンスト | 2400円 | 無制限 |
2.HDD
次にHDD(ハードディスクドライブ)です。
HDDの特徴としては、記憶できる容量が多いことや、
昨今ポータブルタイプでも多くの機種があること、
記憶できる容量から見たコストが安いということが挙げられます。
例えば、
ioデータ
BUFFALO
などの機種があります。
3.SSD
SSD(リソッドステートドライブ)です。
HDDと同様ではありますが、
HDDが電磁的に読み書きするのに対し、SSDは半導体素子メモリを使った記憶装置、ということになります。
HDDと比較すると、衝撃に強く、発熱や消費電力が少ないことや、読み書きの速度が早い、
サイズが小さくて軽い、作動音がない、などといったことが特徴です。
一方、HDDよりも容量が少ないことや、価格が高い、故障した時のデータの救出が困難などといったデメリットがあります。
4.USBメモリ
言わずと知れたUSBメモリーです。今やコンビニでも売っていますね。
容量が小さいので、個人の写真や区別された細かなデータなどの保管に向いています。
5.CD・DVD・Blu-ray
光学ディスクです。
今活用する方は少ないとは思いますが、光ディスクは経年劣化によるダメージを受けやすく、
データの取り出しが困難であったり、破損していたりすることが多いので、
簡易的にデータを受け渡しするなど、短期的に、気軽なデータを扱うことに向いています。
容量も小さいので、会社の重要なデータを保存するのには向いていませんね。
6.LTO
あまり知られていないのが、このLTOです。
LTOはLinear Tape Openの略で、データ保存磁気テープ技術のことをいいます。
LTOの特徴は、長期間の保存が可能なこと、データ転送速度が高速なこと、低コストなこと、などが挙げられます。
放送会社や制作会社、動画編集会社、さらには病院や金融機関など大容量のデータを保存する必要があるときに有用であると言えます。
おわりに
データ保存に100%完璧なものはありません。
オンラインストレージだったらサービス自体の不具合のリスク、
物理的メディアだったら、メディア自体を紛失したり、衝撃によって消失するリスクなど、
考えればキリがありません。
だからこそ、冒頭に述べたとおり、重要なデータは複数のサービスや媒体に分けて保存し、
定期的に確認することが現時点で最適だと思います。
参考記事:通信障害はどうやって起きる?
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